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スケジュールみっちり

Posted by 蛍乃煌夜 on 16.2014 呟き:医学部4年生(May 2013 - May 2014)   2 comments   0 trackback
お久しぶりです。3月末にエチオピアからアメリカに帰ってすぐに日本に帰国しているんですが、予定がみっちりすぎてブログを更新している余裕がありません。いただいたメールやコメントへのお返事も、4月末にアメリカに戻るまでお待ちください…。えーと、今更なんですが結婚式を神前式でやるんですよね。新婚どころか結婚してもう3年以上たってますが。夫の家族がきたり大勢引き連れて日本を案内したり旅行に連れていったり、と予定ミッチリで目が回るようです…w30人も出席者がいない小さな結婚式なんですが、それでもやること一杯ありますね・・・。頑張りますww

エチオピアの写真を紹介!

Posted by 蛍乃煌夜 on 13.2014 呟き:医学部4年生(May 2013 - May 2014)   0 comments   0 trackback
お久しぶりです。エチオピアで元気にやってます。こまごましたコメントはツイッターをご覧ください。ネットどころか停電も毎日何回かあるような状態なので、詳しく日記書いてる余裕があんまりないのですが、せっかくなので写真を少々UPします。

エチオピア南部にある病院。ここでカルテから乳癌のデータを抜き出す作業をやってます。エチオピア人のほとんどは自分の生年月日を知らないので、年齢は非常にアバウトであり正確ではありません。しかもエチオピアの暦を使うので(1年が13か月あって1月が西暦の9月から始まる!たとえば今日は2006年の6月らしい)わかりにくいことこの上ない…。ちなみに時間もエチオピア時間で、朝の6時が”12時”なんですヨ~!困った!カルテはもちろん全部手書き。病院ログも結構いい加減で字が汚すぎてまるで読めない!一人の患者に複数のカルテ番号がある!綴りがカルテごとに違う!かなりカオスです。ちなみにこの地域で”一番大きくてモダンな”この病院にすら、透析どころか胃カメラもCTも放射線治療もありません。薬も限られてます。化学療法も1年前からようやく乳癌に限って始まったばかり(南部で唯一!)。ちなみに腫瘍内科はエチオピア全土に3人しかいません。
DSC05914.jpg

病院のカフェ。二人で昼食を食べても合計100円くらいです。安い!
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私が滞在してる家の近所。牛も羊もヤギも馬車も通ります。道路も舗装されてないので、砂埃がすごいです。
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メイドさんがエチオピアのコーヒーを入れてくれます。エチオピアはコーヒー発祥の地。豆を炭火で炒めて手作業で豆を砕き、コーヒーをジャバナというポットで入れます。濾過はしません。世界一のコーヒーvv 彼女が着ているのはエチオピアの伝統的な民族衣装です。
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近所の子供たち。外国人は非常に珍しいので、家から一歩出るたびに注目の的。外を歩くたびに人(特に子供)がたくさん(走り)寄ってきます。冗談抜きでハメルンの笛吹状態に。ゾロゾロと背後に人が連なってきます。ちなみに(ほとんどの)みなさんとてもフレンドリーで、写真を撮るのが大好きです。
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電気水道がついた家に住む人もいれば、こういう泥と藁でできたシンプルな家に住む人も大勢いるわけです。
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現地の人の写真。じーっと私の方を見ていたので、カメラを向けたらカメラ目線で撮影に成功。お気に入りの1ショット。
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こんな感じです。

NRMP:ランキング&マッチング

Posted by 蛍乃煌夜 on 04.2014 呟き:医学部4年生(May 2013 - May 2014)   6 comments   0 trackback
面接10個すべて終わったので、次は病院ランキングをどうするか悩み中です。トップ3とトップ4-5は不動なんですが、それ以降をどうするかと、トップ3をどう順序付けるか…。明々白々だと思っていたんですが、後になって迷うものですねぇ。

というわけで、(眼科・泌尿器科などの特殊なものを除く)一般的なランキング&マッチングについて説明したいと思います。

■ランキング
面接を受けた病院を、希望する順に順番付けをする訳ですが、研修医プログラムの内容を比較してどうランクするか決めなければいけません。病院の知名度、プログラムの内容、患者の多様性、病院の場所、研修医の質、医師の質、研修以後の進路(フェローシップなど)、クオリティ・オブ・ライフ、当直スケジュール、生活費…などなど、さまざまな点を考慮にいれて決めます。
ランキングを決めるのに役立つ携帯アプリは The Match PRISM です。プログラムごとにいろんな項目において評価をすることができ、その後で総合評価の点数をだしてくれます。

こんな感じ
matchPRISM.jpg

登録したプログラムをすべて評価すれば、総合点数順にランキングをだしてくれる仕組みです。このランクが最終的なランクという訳ではもちろんなく、単にランキングを客観的に見る手助けをしてくれるツールです。

■マッチング
研修医プログラムのマッチングは非営利団体 NRMP(National Residency Matching Program) によって行われており、ほとんどの研修医プログラムがこれに参加しています。候補者(私とか)はこのNRMPに登録し、面接を受けた病院を希望順にランキングします。同時に病院側も面接を受けに来た候補者すべてをランキングします。私の場合(アメリカの医学部卒・内科志望)、10箇所の病院の面接を受けたので、その10の病院を希望順にランキングします。一方、病院側は約4000人いる応募者の中から約400人ほどの候補者を面接しているので、400人すべてを採りたい順にランキングします。これをコンピューターのマッチングプログラムが(候補者に多少有利になるアルゴリズムを用いて)候補者と病院をマッチさせます。マッチする病院は候補者一人につき1病院のみで、マッチしたらそこの病院に行くことが義務づけられています(なので、面接後に行きたくないと思った病院はランキングしてはいけない)。ここが普通の就職活動との大きな違いですね(一般的な就活の場合、いくつかもらった複数の内定のうち、条件を比べて選ぶことができますが、マッチングでは一箇所にしかマッチしないため選ぶことができない)。

ランキングのプロセスについてはNRMPのサイトに説明があります

ランキングに使われるアルゴリズムについての説明はようつべに結構わかりやすく載っています。


マッチングの流れは(今年の場合)、
① NRMPに登録、面接を終わらせる
② 1月15日~2月26日の間にNRMPのサイトで希望の病院ランキングリストを登録
③ マッチデーの数日前である3月17日に、どこかにマッチしたかどうかが告知される
④ マッチデー 3月21日 にマッチした病院が発表される

どこの病院にもマッチしない候補者もいる訳で、そういう場合はスクランブルをします。これについては機会があれば別の記事で…。

来週から研究&臨床のために6週間ほどエチオピアに渡ります。2年半ぶりのエチオピア☆すごく楽しみvv 今回はカタール経由です。前回はヒースロー経由(…ヾ(´д`)でヨルダン中継(←飛行機から降りない)だったので、今回が初の空港IN中東ですvvドーハー空港、どんなとこだろ?どんな食べ物が売ってるのかな?ワクワクヾ(@~▽~@)ノ

通訳を通して患者と話すこと

Posted by 蛍乃煌夜 on 05.2014 呟き:医学部4年生(May 2013 - May 2014)   0 comments   0 trackback
あけましておめでとうございます。アメリカでの医学部も残りあと5ヶ月となりました。今まで応援してくださった方々に感謝!これからも当ブログとツイッターをよろしくお願いいたします。

少し前に病院に存在する通訳システムについてツイートしたことがありましたが、今日はそれについて詳しく説明したいと思います。

アメリカといえば人種の坩堝。地域によってはもちろん単一…なところもありますが、大都市になれば移民も沢山、患者さんの間で話されている言語もすごい数に上るわけです。例えば。私が以前外科でローテーションしたA病院では、朝の回診で

一人目の患者:広東語を話す中国人(英語は全く話せない)
二人目の患者:ロシア語を話すロシア人(英語は全く話せない)
三人目の患者:アラビア語を話すエジプト人(英語は全く話せない)
四人目の患者:イディッシュ語を話すユダヤ人(英語は全く話せない)
五人目の患者:スペイン語を話すホンジュラス人(英語は全く話せない)
六人目の患者:マンダリンを話す中国人(英語は全く話せない)
…以下略

という日があり、英語を話す患者さんのほうが少数派、という事もありました。ここで登場するのが通訳です。通訳、と言っても大まかに三種類の通訳が存在し、それぞれに長所と短所があります。

■1:医療通訳プロによる実際の”人”の通訳
こちらは病院によりけりですが、例えば「うちの病院には圧倒的にヒスパニック系の患者が多い」という、単一言語が多数派に上る場合に可能な選択肢です。病院側が医療通訳の専門をする実際の通訳の人を雇っており、通訳が必要な場合、医療従事者が通訳を電話で指定場所(クリニック、入院病棟など)に呼び出して通訳をして貰います。以前中国系の患者さんが多いB病院でローテーションをしていたころ、広東語・マンダリンのできる通訳さんが何人かB病院で勤務していたため、しょっちゅう呼び出してコミュニケーションを手伝ってもらいました。

長所
・患者さんにとっては目の前にいる実際の通訳さんを通しての通訳なので、話しやすい。
・ジェスチャー・ボディランゲージ使用が可能
・プロによる通訳なので、通訳ミスが少ない
・家族に対する守秘義務がきちんと守られる

短所
・通訳の人が指定場所に来てくれるまで待たなければならない(通訳さんが多忙な場合、30-60分も待たされる事も)
・多言語に対応できない(スペイン語の通訳はいるけどロシア語の通訳はいない、など)
・対応していない時間帯がある(夜中や週末など)

■2:医療翻訳プロによる電話通訳
もっともポピュラーな方法です。クリニック、病室もしくは救急病棟にある備え付けの電話(受話器を二つつなげたたものや、携帯電話を2つ)から指定された番号に電話し、希望する言語を伝えて通訳を呼び出します。例えばうちの付属病院ズでは Pacific Interpreters という通訳専門の会社を使用しており、サイトによれば200ヶ国語に対応可能だそうです。

実際に使用している様子はこんな感じです。


ちなみに今まで私個人はココを通じてマンダリン、広東語、スペイン語、ロシア語、ハイチ語、セルビア語、アルバニア語、ベンガリ語、韓国語、ヒンズー語、ベトナム語、アラビア語…の実に12ヶ国語の通訳さんにお世話になりました。

長所
・待ち時間が短く、すぐ対応してくれる(待ち時間の平均は30秒以内)
・多言語に対応可能
・24時間いつでも使用可能
・プロによる通訳なので、通訳ミスが少ない
・家族に対する守秘義務がきちんと守られる

短所
・ジェスチャー・ボディランゲージ使用が不可能
・ミスコミュニケーションがおこる可能性が、目の前にいる人を通じての通訳より高い

■3:付き添いの親族や友人を通しての通訳
説明するまでもなく一番手軽で、患者さんもそれを希望する場合が多いです。しかし、弊害もその分沢山あります。患者さんがプロの通訳を断らないかぎり、使用を避けたほうがよい、とされている方法です。

長所
・患者さんがリラックスして話しやすい
・通訳を呼ぶ手間が省ける
・ジェスチャー・ボディランゲージ使用が可能

短所
・プロではないので医療の専門用語を知らない場合が多く、通訳ミスが多い
・プロではないので、自分の解釈を勝手に加えたり端折った通訳をする親族・友人が多い
・家族に対する守秘義務が守られず、プライベートな情報を聞き出しにくく、患者も話さない


長短いろいろありますが、三種類とも経験した私の意見では、2の方法が一番総合してよかったと思います。

下はうちの病院で取った写真です。
外来の廊下に張られていた「無料の通訳お付けします!」の告知。通訳を通して医療従事者とコミュニケーションする、というのは患者の権利だと考えられているからです。

interpreter service

さすが、アメリカですね!2020年東京オリンピックも近づいておりますし、今後日本に訪れる外国人の数は増えていくでしょう。日本にもこういうサービスを提供する病院がでてくるといいですね。

レジデンシーの面接

Posted by 蛍乃煌夜 on 15.2013 呟き:医学部4年生(May 2013 - May 2014)   4 comments   0 trackback
内科研修医(レジデンシー)プログラムの面接は合計10個行くことにして、残りは断ることにしました。明日で面接は5つ目。慣れてきた頃合です。8個過ぎると飽きてめんどくさくなるらしい…(笑)

本日の記事は面接について。

■面接のスケジュール
面接は10月~1月にかけて行われます。同じ地域の面接をまとめてスケジュールすることにより、トラベルタイムをなるべく少なくします。たとえば、カリフィルニアでの面接はまとめてこの週、ニューヨークの面接はこの月、といった具合です(お金と時間の節約)。最初の1-2つ目の面接は練習も兼ねて安全圏プログラムの面接を、中間あたり(3~7つめ)に自分がとても行きたいと思っているプログラムの面接がくるようにすると良いでしょう。面接8つを過ぎると疲れてくるので、安全圏プログラムもしくは行くかどうか迷っているプログラムの面接を当てるようにします。面接日は自分が希望する日に行けるとは限らないので、かならずしも上記のようにスケジュールできる訳ではありません。第一希望のプログラムが最初や最後の面接になってしまう事も十分あります。

次は面接の日の流れについて。場所やプログラム、どの研修医プログラムかによって内容も異なりますが、大まかな流れは一緒です。

■面接前日のディナー
これはプログラムよりけり。面接の前日にレストランやバーの一部を貸切り、研修医のみなさんと非フォーマルな立食パーティをします。プログラムの雰囲気や修医のみなさんの人となりを知る事ができるという利点があります。さらに面接官には聞けないぶっちゃけた質問を沢山することができます。面接前日のディナーが開催される場合は参加を是非にともお勧めしたいところ。前日ではない日にディナーが設定されているプログラムも。

■朝のオリエンテーション
朝食が振舞われる中、一日の流れとプログラムについて大まかな説明を受けます。ビデオ上映やスライドとともにプログラムの内容や研修医のスケジュールを説明されます。

■ Morning Report / Attending Round

これはプログラムによりけり。研修医がその週にあった興味深いケースを発表したりする Morning Report、医学生や研修医が前日の入院患者についてプレゼンしアテンディングとプランを議論する Attending Round などの見学がスケジュールに盛り込まれている場合があります。各プログラムの雰囲気をよく知ることができる貴重な体験です。

■面接
メインイベント、面接官との面接の数はプログラムによりけりですが、大体1-3人との個人面接であることが多いです。一人当たり20~30分。面接官は内科の場合、自分が興味のある分野の専門医を当ててくれることもあります。たとえば私の場合感染症に興味があるので、面接官は感染症専門医が1人+内科医が1人の合計2人、というパターンが多いです。面接で聞かれる質問はだいたいきまっていて、あらかじめ予習していきます。ERASで書いた内容を聞かれることも多いので、自分の願書を復習することも忘れずに!
面接で聞かれる質問についてはAMAのサイトに載っています

■質疑応答
面接の最後やいろんな研修医に聞かれる事…それは、「このプログラムについて何か質問はありますか?」。沢山質問してあらゆる情報をGETしましょう!しかし、尋ねる相手を間違えてはいけません!(例:当直スケジュールや給料についての質問は、面接官ではなく研修医にしましょう)。面接官や研修医に尋ねるべき質問リストは上記のAMAのサイトにも載っています

■プログラムディレクターとの時間
プログラムディレクターから直接研修医プログラムについて説明がある事がほとんど。1:1でプログラムディレクターと話す場が設けられる事もあります。

■昼食
研修医と一緒にお昼ご飯を食べる事が多いのですが、その場合はプログラムについて色々質問したりと貴重な時間が持てます。ぶっちゃけた質問もここで。お昼のレクチャー noon conference に参加、という場合もあります。

■ツアー

病院内を研修医が入院病棟、外来、ICUなどあちこち案内してくれます。病院が研修医専用のアパートを提供している場合はアパートの部屋を見せてくれる事も。研修医がプログラムの内容や毎日のスケジュールについて説明してくれます。

■締め
プログラムによりけりですが、何人かの教授や研修医とデザートを食べながら、おしゃべりする時間が与えられることもあります。要は更なる質疑応答タイム。

面接が終わったら、大体一週間以内に面接官とプログラムディレクターにお礼のメールを出します。



USMLE Step2 CS について

Posted by 蛍乃煌夜 on 16.2013 USMLE 対策   0 comments   0 trackback
クッソめんどくさいボッタクリ試験(失礼)Step2 CS が終わったー!!試験自体は6時間なんですが、精神的に疲れる試験です。大掛かりな試験のわりに短期の準備期間ですんでしまう試験で、(アメリカの医学生においては)ほとんどが一発合格。そう、落ちることが許されないという意味で、ある意味で凄いプレッシャー…。

早速、どういうものか書いてみたいと思います。

Step2 CS とは臨床能力を測る実技の国家試験です。Step1 や Step2 CK と違い点数は関係なく、合否のみの試験です。つまり、ただ受かればよい!!受かるだけでなくよい点が必要だったStep1 や Step2 CK と比べ、プレッシャーはその分低い試験と言えます。合格率はアメリカの医学生で95-98%、IMG(アメリカ以外の医学部出身)で7-8割だそうです。

試験の内容はこんな感じ。

1.SP(模擬患者)の診察:15分
ドアには基本的な情報(患者の名前、年齢、性別、クリニックやERに来た理由)が書いてあります。それを読んでからドアをノックして入ります。診察室でやることは実際の患者さんの診察とほぼ同じです。患者と会話し内容を聞き出し、必要だと思われる診察(身体検査)をします。診察が必要なく問診だけの場合もあります。終わったら患者に自分の所見を述べ、質問に答えて退出します。一番難しいのは時間の有効利用ですかね…。最初の問診で6-8分⇒診察(身体検査)で3-4分⇒質疑応答に3-4分かな。ちなみに腕時計の所持は禁止です。10分経過の時点で「残り5分」のアナウンスが入ります。

2.カルテの記入:10分
フォーマットはUSMLEのサイトに載っていますが、こちらに問診や診察で入手した情報と診断3つまで、オーダーする検査などを打ち込みます。私はいつも一番最初に診断をタイプし、次に検査リスト、最後にHPIと診察(身体検査)の内容をタイプしました。

以上の流れを合計12ケースやります。ケース内容は外来やERでよくあるものから選ばれているので、そんなに難しくはないです。1つはテレフォンケースで、1-2は小児科、1-2は精神科、1-2は産婦人科、残りはすべて内科もしくは外科のケースです。

試験の一日は、

5ケース:約2時間半

食事休憩:30分(飲食物は試験場で振舞われますが、自分のを持ち込んでもOK)

4ケース:約2時間

トイレ休憩:15分

3ケース:約1時間半

です。

採点は以下3つの分野でスコアされます。
- SEP (Spoken English Proficiency)
- CIS (Communication and interpersonal skills)
- ICE (Integrated clinical encounter score) = patient note + data gathering

不合格の人の場合、アメリカの医学生はICEで、IMGの場合はCISが原因で落ちるそうです。日本人の場合はSEPが原因ではないでしょうか?

さて、試験の準備についてですが…これはアメリカの医学生とIMGとでは非常に大きな開きがあると思います。なぜならアメリカの医学生は、CSの試験スタイルにある意味慣れてるからです。SPを使った診察の練習はそれこそ医学部1年生のときからあり、OSCEも年に何度もやります。また、ほとんどの医学部がCSのようなスタイルの試験(診察+カルテ)を医学部3-4年生のときに実施しています(これをCSA=clinical skill assessmentと呼んだりします)。うちの学校ではCSAを3年生の最後に実施し、実質上CSの練習となっています(時間配分も同じで、8ケースやりました)。このときのCSAの結果でCSがどうなるか予測できたり。つまり、CSAの結果が-2SD(標準偏差)以下の生徒がCSに落ちる可能性があり(合格率95%なので)、これに該当すると学校側から呼び出されて補修が必要になります…。言い換えれば、CSAの結果がよければCSはたぶん大丈夫、という事。油断は禁物ですが!

そんな事情で、アメリカの医学生は(CSAの結果が悪くてで呼び出された生徒以外)大した準備もしないで受ける人がほとんどです。うちのクラスメイトで言えば、平均的な準備期間は3日~7日みたいですね。私は6日間で準備しました。具体的には、Step 2 CS First Aid を読み、載っている41ケースを頭の中でやりながら、その中のいくつかをUSMLEのサイトを使ってカルテを10分で書く練習をしました。準備としては十分だったんじゃないかなぁ、と思います。

大事なのは、普段どおり!ということ。要するに、普段やってる患者さんとのやりとりを試験でもやればいい。それで十分合格できます。

日本人の場合は英語がネックになってきますので、英語に自信がない人は First Aid を読むだけでなく、実際に何度か練習してみる必要があると思います。Kaplan にCS対策のクラスがあるそうで、高いけれど結構いいみたいです。ネイティブの友達がいる人はその人に頼んでSP役をやってもらい、練習に付き合ってもらうのでも役立つと思います。

ちなみに…。NEJMにCSの必要性に疑問を投げかける記事が載って話題になってます。
The Step 2 Clinical Skills Exam — A Poor Value Proposition
私的にはこの筆者にものすごく同意。

レジデンシー(研修医)プログラム応募!

Posted by 蛍乃煌夜 on 24.2013 呟き:医学部4年生(May 2013 - May 2014)   0 comments   0 trackback
小児科の感染症4週間を堪能した後、今は内科の感染症4週間を楽しんでいます(どちらも選択科目☆)。メインはコンサルトですが、目玉は毎週火&木の寄生虫専門クリニックです。ありとあらゆる寄生虫のケースが集まるこのクリニック、医学部2年生の時に一度訪れたことがあり、ブログ記事にもしているのですが、覚えていらっしゃる方はいますでしょうか?今週私が診た患者さんは、有鉤条虫によって引き起こされる嚢虫症の方が多かったです。治療が難しいんですよね…。

さて、面接の季節もやってまいりました!面接、というのはもちろんレジデンシー(研修医)プログラムの面接です。来週木曜は早速最初の面接…!きんちょっぉおおおー!面接に慣れるまで前日は眠れないYOKAN☆ヽ( ´¬`)ノウワァイ。

というわけで、アメリカの医学生における研修医プログラム応募の流れを書いてみたいと思います。日付は今年のものを記載しますね。(※一般的な研修医プログラム(内科、小児科、産婦人科、救急、精神科、放射線科、外科など)の流れのみ該当します。特殊プログラム(眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、皮膚科など)は別の流れがあるので該当しません)。

■2013年7月1日:ERASオープン
ERASとは Electronic Residency Application Service のことで、AAMCが運営している全国共通の研修医プログラムの応募サイトです。こちらが My ERAS Login で こちらが公式ERAS情報サイトです。 全国ほとんどの研修医プログラム(病院)がこのERASに参加しているため、プログラムへの応募はこのERASサイトを通して行います。自分のアカウントを作ってログインし、自分の履歴(学歴、研究履歴、職歴、論文、課外活動など)を打ち込み、願書を作ります(手順どおりにタイプするだけ)。一番時間がかかるのはパーソナルステートメントでしょう…。ワードなどで納得するまで推敲し、仕上がりをコピペします。推薦状や医学部の成績、Dean's letter、USMLEのスコアなどもすべてここにアップロードされます。願書の内容は9月15日までに済ませておくのが理想です。(当然ですが、推薦状やDean's Letterの中身は本人が見ることはできません)。

■2013年9月15日:ERASの願書提出開始
この日から研修医プログラムに応募ができるようになります。応募したいプログラムをERAS上で探し(病院ごとにERASコードが存在する)、ERASを通してERASに載っている願書のすべてが指定したプログラムに送信されるしくみです。応募したプログラムがいつ自分の願書をダウンロードしたかも、すべてオンライン上で確認することができます。締め切りはプログラムごとに違いますが、10月中旬から1月末に締め切りとなっているところがほとんどだと思います。ただ、9月15日に応募したほうが面接に通る可能性が高い、と言われているのでほとんどの生徒は9月15日に出願します。応募するプログラムの数はどのプログラム、どの地域に応募するかによって大分異なります。たとえば、内科、小児科の場合、ドリームプログラム+安全圏合わせて20、放射線科や救急は30-50のプログラムに応募するのが一般的のようです。私は内科志望なので20個のプログラムに応募しました。

■2013年10月~2014年1月:面接期間
(←今ココ☆)
プログラムのお眼鏡に適ったら面接の招待メールが届きます。面接期間はほとんどの病院で10月~1月の期間に行われます。。マッチを確実にするためには8-10箇所の面接に行く事が重要。ちなみに私は今のところ9つの面接のお誘いがあったので、10月~1月は面接x9の予定で埋まってます。キンチョー!!今後増えたら取捨選択する予定。基本的に10箇所以上の面接には行く必要はない、と言われています。

■2013年9月15日~11月30日:NRMP登録可能期間

NRMPとは National Residency Matching Program のことで、レジデンシーマッチングを行う非営利機関です。ほとんどの研修医プログラムがNRMPを使用しています。ここに登録し、自分のアカウントを作ります。

■2014年1月15日~:マッチング希望リストをランキング

NRMPに面接をしたプログラムを登録し、希望順にランクします。リストはマッチング前日まで変更可能(だと思う?)。プログラム側も応募者をランキングします。(ここら以降はまだ経験してないので、体験してから詳しく書く予定)

■2014年3月21日:マッチング結果発表!

マッチした研修医プログラムが同時に発表される日です。運命の日。

こんな感じデス!
来週の面接がんばります!!というか、一番最初の面接がまさかのまさか、ドリームプログラム(行きたい病院上位にランクインしてるプログラム)だったりします。自分の医学部の病院が一番最初の面接だったら(多少はリラックスできるし練習になるから)よかったのに(笑)でも面接のお誘いがあっただけでありがたいですね。

応援よろしくお願いしますvv

家庭医療:プライマリケア①

Posted by 蛍乃煌夜 on 30.2013 呟き:医学部3年(Jun 2012 - May 2013)   0 comments   0 trackback
遅くなりましたが、アメリカにおける家庭医について少々書きたいと思います。

■家庭医(PMD)とは

家庭医は英語でいろいろ呼び方があります。

・Primary care physician (PCP)
・Primary doctor
・Primary medical doctor (PMD)
・Family doctor / Family physician
・General doctor / General practice doctor

人や病院、地域によって呼び方に差異はあれど、どれも基本的に同じ意味です。個人的にはPCPかPMDという呼び方を主に使っています。医者ではなく、ナース・プラクティショナーがPMDを勤めることもあります。

アメリカでは家庭医療(Family Medicine)=プライマリケアを専門とした医者、つまり自分のPMD(かかりつけ医)を自分で見つけ、普段はその医者に診て貰うのが一般的となっています。ここで鍵となってくるのが持続性です。つまり、毎回同じ医者に見てもらうことにより、一人の医者が患者の病歴をしっかり把握することです。この持続性がなければPMDの意味がありません。


■家庭医(PMD)がすること

PMDが主に行うのは以下の通り。

1.定期的な健康診断や経過観察、もしくは薬の調整(例:健康な若者なら1年に一回、60歳以上で持病持ちなら1-3ヶ月に一回、小児なら小児の健康診断スケジュール)
2.身体の調子が悪い時(風邪を引いた、体調が悪くい)におけるかかりつけ医。患者の容態が外来で扱えるもの以上だった場合、クリニックからERに送ることも(PMDのレター付き)。
3.専門医の紹介(患者の病状・容態によって紹介する専門医を決定)、及び専門医とのコミュニケーション(検査結果のシェアや治療方針の相談など)により患者の病気全体像を把握
4.薬の処方と全体的な薬の把握。特に大切なのが、他の(場合によっては複数の)専門医によって出された薬同士が重複したり悪影響を与え合ったりしないよう注意を払うこと)
5.患者が入院した場合、退院後の経過観察

日本で言うプライマリケア医はアメリカとちょっと性質が違いますが、日本では2を主に行っていると思います。専門医の紹介は日本でも行われていますが、専門医とのコミュニケーションをプライマリケア医がどれだけとっているかは私にはわかりません。

家族全員が同じPMDにかかる事も多く、その場合は家庭の事情を考慮した健康管理を行えます。PMDは基本的に何でも診る医者なのですが、PMDによっては赤子を取り上げたり、簡単な外科手術をできる医師もいます。


■自分の家庭医(PMD)の見つけ方

健康保険を持っている人はその保険でカバーされるPMDリストをオンラインで検索し、自分の住んでいる場所や職場から通いやすいクリニック及び病院のPMDを選びます。もちろん、PMDの評判をオンラインで見て判断することも大事ですね。アメリカ人にとってはこの手順(自分の保険のサイトからPMDを探す)は常識らしいんですが、私はアメリカに来た当初、PMDの探し方どころかPMDが何をする医者なのかすらさっぱりわからず…笑。

保険がない人は残念ですが、フリークリニックや Sliding scale clinic 、もしくはER(…)を利用します(それについてはこちらの記事をどうぞ)。


■家庭医(PMD)との時間

日本では多分、3-5分診療が一般的ではないかな…と思います(場所にもよるのかな?)。アメリカでは一人当たり15-30分です。特に初めての患者さんの場合、病歴、家族歴、社会歴(タバコ・酒・薬物の使用の有無、生まれ育ち、仕事、日常の生活について)など細かく聞き出します。

診察室は個室。こんな感じです。

診察台。高さが調整できたり、背もたれを椅子のようにしたり倒したりできるのも多いです。壁には血圧計とオトスコープ、検眼鏡が備え付けられてます。
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診察台の傍にはシンク。
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もちろん電子カルテ(パソコン)は欠かせませんね!
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ちょっと日本と雰囲気が違うと思いませんか?ちなみに Step 2 CS もこんな感じらしいです。


次は家庭医療のローテーションについてです。


  

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プロフィール

Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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