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麻薬・覚醒剤

Posted by 蛍乃煌夜 on 13.2010 呟き:医学部1年(Aug 2010 - Jun 2011)   0 comments   0 trackback
先週水曜のICM-Bでは、初☆入院患者さんを相手にした医療面接をやってきました。

1.二人一組で1人の患者さんを40分間医療面接し、一人が面接を、もう一人がメモを取る。
2.その後二人で20分間得られた情報を整理。
3.指導教官2人とと12人のグループの前で、メモを取った人がケースを発表。

こんな流れでした。私が担当した患者Mさんはプエルトリコ人の43歳で、C型肝炎で入院してました。アメリカでC型肝炎と言えば大抵が麻薬・覚醒剤をやっている人なんですが、Mさんは Drug をやったことがナシ。おそらく別れた夫からうつされたんじゃないかとと言ってました。

うちらのグループ全体で6人の患者さんを相手にしたことになるのですが、他の人のケースのプレゼンを聞いていて驚いたことは、6人中3人がコカイン中毒者だったってことです!え、そんなに多いの!?アメリカの中でもエイズ、麻薬、覚醒剤、移民が多い州・地域だということは認識してたんですが、ここまで頻繁にお目にかかることになるとは…ちょっと予想外です。それとも、これって普通…?

患者さんが使用していたドラッグの種類もいろいろで、コカイン、クラック・コカイン、ケタミン、メサドン、ヘロイン…とか。ぶっちゃけ私はメサドンなんて知らなくて、

...Hm... what is Methadone?

って聞いたら、「え、そんなことも知らないの?」っていう顔で説明されました…。クラック・コケインとコケインの違いについても聞いたら、「それくらい知ってないとだめだよ」って言われました。そうですか常識ですか。軽くカルチャーショックだわ…。

ここで「マリファナは?」って思われる方もいるかもしれませんが、マリファナは蔓延しすぎている&アルコールやタバコより害は少ない&中毒性は低い、という理由により、医師の懸念リストにはめったにあがりません。

どんだけ蔓延しているのか。大学を例に取ると、アメリカの大学では全校生徒の約4割がマリファナ経験者です(1回だけ吸ったという人も含めて)。名門校と言われる大学になるほど、その割合は高くなります(←マリファナは高いので、裕福なご家庭出身者じゃないと頻繁に買えないんでね…)。

ちょっと古いですが、こちらが政府の統計。たとえば「一度でも違法なドラッグを使用したことがある」と答えた18-35歳は、5割以上にも上ります(おそらく大半がマリファナ)。

思い返せば大学時代。いろいろありましたね~…。

同じラボで研究してたクラスメイトのRクン。MCATで39という驚異的スコアを叩き出し、アイヴィーリーグのメディカルスクールから合格通知を貰っていた天才ですが、彼は大学1・2年のときはほぼ毎週末マリファナを吸ってました。3年になって「医学部受験の準備のため」パッと止めてたけど。

それから、お世話になった先輩S。小さいころはファッションモデルだったという。とても優しくて努力家の彼ですが、大学1・2年のときはマリファナのディーラーやってたんですヨ。ディーラー!!カナダから仕入れたものを学生に売りさばくっていう…。そんな彼は今では真面目に医学生です。

あー…あとですね、大学4年のときは友達6人(男4人女2人)と一緒に一軒家借りて一緒に住んでたんですが、ある日研究を終えて家に帰ると、私の部屋の前のリビングに、男女10人がマリファナ吸って盛り上がってまして。

友人A「やっほーおかえり!研究お疲れ☆マリファナ一緒に吸う?それともお酒?」
私「ちょwいらんわwwってか吸うなとは言わんが(言っても無駄☆)人の部屋の前で吸うなYO!部屋が臭くなるじゃないか!!」

その後1週間は自室がとってもマリファナ臭かったです…ヽ(  ̄д ̄;)ノ

ってまぁ、そのくらい蔓延してます。これからアメリカの大学に行くという方は気をつけてくださいね。みんなが吸ってても違法は違法☆ で、次に若者世代に蔓延してるのがエクスタシーだとか。ダンスパーティやコンサートでは、使用している人がちらほら…。
おっと話が逸れました。

何が言いたいのかというと、アメリカの麻薬・覚醒剤事情は日本人の私の予想外の現実だったということです。マリファナがコレだから、それ以外のドラッグも使用者が多くて当然…。それとも日本も結構蔓延してたりするんですかね??(私が無知なだけで…)

ちなみに、ランセット誌の Nutt et al 論文から得られたチャートによれば、以下の赤いドラッグが一番害があるそうです。ヘロインがダントツで、その次がコカインですね。

Lancet Drug Chart

原文:David Nutt, Leslie A King, William Saulsbury, Colin Blakemore, Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse, The Lancet, Volume 369, Issue 9566, 24 March 2007-30 March 2007, Pages 1047-1053, ISSN 0140-6736, DOI: 10.1016/S0140-6736(07)60464-4.

これが医師にとって「最も懸念すべきドラッグ」だとか。表からもわかるように、マリファナはアルコール、タバコより害が少ないです(違法ですが)。だからアメリカではマリファナ合法化の動きが活発なんですね。

アメリカに住むのはこれで9年目ですが、まだまだカルチャーショックに尽きないようです!笑


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蛍乃煌夜

Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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