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Health Fair

Posted by 蛍乃煌夜 on 22.2010 呟き:医学部1年(Aug 2010 - Jun 2011)   0 comments   0 trackback
先週土曜日。うちの学校の学生グループ主催、Health Fair にボランティア参加してきました。地元の貧困層コミュニティを対象とした、無料の健康診断…みたいな催しです。1,2年生を中心に、血圧測定、血糖値測定、インフルエンザ予防接種、医療保険相談…などなどを訪れた地元民に提供しました。

開催場所は地元の中学校のカフェテリア。右写真は準備をしている医学生ズです。

health fair 2 Health fair 1

何を血迷ったか、私は「医療保険を持たない人を対象とした、医療保険相談」の係りを志願してしまいました。アメリカの医療保険システムもロクに理解してない外国人のワタクシが…(笑)。いやね、この機に知りたかったんですよね。保険を買えない貧困層の人々には、メディケイド以外にどんなオプションがあるのかって…。気になるじゃん?

Medicaid メディケイド、というのは連邦政府が運営している医療保険システム(?)です。国が定めた貧困レベルの一定値以下の人が対象なんですが、それに該当すると認められた人は連邦政府の医療保険(メディケイド)を取得することができ、それを用いて医療行為を受けることができます。問題なのは「規定された貧困レベルに漏れてしまった貧困層の人々」です。単純な例を挙げてしまえば、「年収が100万以下だとメディケイドがもらえるけれど、120万だとメディケイドがもらえない。収入が低すぎるから自分で保険なんてとても買えない」っていう事態です。もちろん規定の所得は家族のサイズによっても変わります。

今回のボランティアで、メディケイドに漏れてしまった低所得層の人々にどんなオプションがあるのか…少しだけ見えてきました。

Free clinic
フリークリニック。大学病院が抱えているフリークリニックは、ボランティアの医学生によって運営されています。誰でも保険を持たない人はここで医者(ポリクリの医学生+監督の医師)に診て貰うことができ、病気が見つかった場合には専門医に紹介状を書いてもらうことができます。ただし、利用回数が限られています。費用は大学病院が負担しています。

Sliding-Scale Clinics
スライディング・スケール・クリニック。州政府が行っているシステムです。スライディング・スケールに指定されているクリニックでは、治療費を患者本人の収入によって決定します。たとえば、通常100ドルの治療費だったところを、患者の収入に応じて$10、$30、もしくは$50…とします。支払われなかった部分は州政府によって補われます。

他にも救済措置システムはいろいろ存在するんですが、複雑すぎてちょっとここには書けません(苦笑)。19歳以下の子供を対象にした保険とかね、種類いろいろ…。システムはコミュニティ(地元)、州政府によって大幅に変わります。充実している州と全然ダメダメな州の差が激しいとか。私のいる州は全米でももっとも低所得層に優しい州、といわれているほど、救済措置が整っている州らしいです。たとえば、HIV患者であれば、無料でHAART治療を受けられることを定めた制度があったり、薬物中毒患者を対象とした無料のリハビリ施設が各所にあったり…。

私が今回お話した患者さんの一人は、50代後半の黒人男性。今まで医療保険を持ったことがないそうです…。若いうちは健康だったから問題なかったけど、年を取ってきて疲れやすくなったり、目が悪くなったりして健康が気になるようになった、と言ってました。メディケイドが欲しいけど、自分が該当者なのかもわからないしどこに問い合わせたらいいのかわからない、ということで、メディケイドとSliding-Scale Clinics について説明し、それらについて詳しく書かれたパンフレットを渡しました。

で、最近身体の調子が悪い…と仰るこの患者さん。血糖値を測定したら、平常値の6倍!!!∑(゚□゚;) と、とっても危険!!!(汗)

「今すぐ医者に罹る必要があります。うちが運営しているフリークリニックに予約をとりますから、今日の午後来れますか?」

と、上級生がフリークリニックに電話してアポを取ってました…。あああああ(汗)

お次に来た患者さん家族4人はヒスパニック系。スペイン語しかしゃべれない方々だったので、私は役立たず。通訳の上級生が頑張って説明してました。低所得層って、ヒスパニック系が本当に多かったです。スペイン語、習わないとヤバイなぁ…と実感した本日(^□^;)。大学のときは中国語やってたんですよねぇ…。

ほんのちょっとだけですが、地元コミュニティを知ることができてよかったと思います。アメリカの医療保険はなんて酷いシステムなんだろうと、そればかりを今まで思っていたんですが、その反面、創意工夫が垣間見える救済システムも存在することがわかりました。それに、学生がやってるボランティア活動が、こんなにもコミュニティに貢献してる&影響できるとは思いませんでした。

やっぱ面白い国だわ、アメリカって…。


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Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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