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ICM: How to Medical Interview

Posted by 蛍乃煌夜 on 21.2010 呟き:医学部1年(Aug 2010 - Jun 2011)   0 comments   0 trackback
ICM で習っているMedical Interview 医療面接(問診) のやり方、について少々説明をば。

使用している教科書は Cole's The Medical Interview 。医療面接のアウトラインや、質問の仕方、複数の家族メンバーを相手にした対話方法、性行為・性病やドラッグ・薬物についての質問の仕方などなど、丁寧に書いてあります。

それから、doc.com のサイトも使用しています。ビデオで対話ごとにキーとなるステップについて説明してあるので、大変わかりやすい!たとえばですね、Module 6:"Build the relationship" では患者とどう信頼関係を気づいていくか、について、各ステップごとに分析・解説されています。

医療面接において鍵となるコンセプトは PEARLS です。
P = Partnership パートナーシップ
  信頼関係がないと正しい情報が聞き出せません。
E = Empathy エンパシー・感情移入 
  痛み・苦しみを感じ取りましょう。
A = Attentiveness 注意深さ
  相手の話に耳を傾けていることを示します。相槌など。
R = Respect 尊敬
  患者さんの信条、考え方、希望を尊重します。
L = Legitimation 言い換えれば Validation 承認?
  それは不安にもなりますね、など患者さんの体験に同意を示します。
S = Support サポート
  これから一緒に問題を解決していきましょう、と提示。

質問の種類は大まかに Open ended questions(回答が説明となるもの) と Close ended Questions (回答がはい・いいえとなるもの)に分かれます。医療面接はまずできるかぎり Open ended questions を続け、患者さんから話を詳しく聞きだします。Close ended questions はわからない情報を生める形で、問診の半ば以降になってからはじめます。

患者さんと一番最初に会い、挨拶した後の最初の質問は What brought you here today? もしくは How can I help you? 日本語で言う、どうされました?になりますね。これでCC=Chief Complaint (病院に来た理由)を聞きます。「この前、突然胸が痛くなって…。」「最近、お腹が痛くて。」などなど。この後、Tell me more、もっと詳しく話してください When and How did it start? いつどのように症状が始まったんですか? とOpen ended question を続けます。この時点でClose ended question(Did you have a problem with breathing? 呼吸困難はありましたか?)をすることはNGです。患者さんの回答を誘導する結果になってしまうからです。

大まかなPHI=Patient History of Illness を聞き取った後、Close ended question を開始して穴を埋めていきます。途中、Summary (患者さんの言った内容を要約して話し、確認する)をします。ICM @ Emergeycy Medicine にも書いたのですが、以下のことすべてを聞き出します。なるべくメモは控えます…。

CC=Chief Complaint 病院に来た理由。
HPI=History of Patient Illness 症状の履歴。CCに関連するすべての情報はここ。詳しく知るために、以下のリストを念頭においておきます。
  M-ake better? how?
  N-ew?
  O-nset. when started?
  P-rovoke
  Q-uality how it feel like?
  R-adiation How the pain spread? to where?
  S-everity
  T-iming constant pain? how long?
PMH=Past Medical History 過去の病歴。
  Meds=Medication 服用している薬
  Allerg=Allergy アレルギー
  PMD=Post Medication 過去に服用した薬
FHx=Family History 家族の病歴(母方・父方)
SocHx/Tox/Tob=Social History 生活習慣、仕事、ドラッグ・麻薬、タバコなど。病気・症状にたいする家族の理解、サポート状況などもここ。

流れ的にはこんな感じ▼(上記で紹介したDoc.comのビデオ教材)
how he builds a relationship with a patient 患者さんと信頼関係の築き方 (※音声がでます)

教科書、オンラインで予習し、水曜日の小グループ・ディスカッションで議論したり、実際にクラスメイトの前で模擬患者・実際の患者さんを前に医療面接したりします。

2回目のクラスではクラスメイト12人一人ひとりが全員の前で5分ずつ医療面接したんですけどね、最初はなかなか上手くいかなかったです…!ってゆーか人前でやるのって緊張(^^;)。一人終わるごとにフィードバックするんですが、これが結構厳しい!3回目以降は一回のクラスごとに3人の生徒が順番に患者さんに問診をしました。

私の場合、態度と熱意をべた褒めされたんですが、質問の仕方が「複数の質問を一度にしている」「患者さんの話が終わる前に次の質問を始めている」って指摘されました(笑)「2つめの質問からClose ended questionsばかりしている」と指摘されている生徒もいれば、「質問の仕方が微妙…っていうか答えにくい聞き方。」といわれている人もいたり。人それぞれですね。

思ったのは、医療面接って才能の占める割合が大きいなーってこと。ぶっちゃけあんま上手くない…要練習・精進すべし、っていうクラスメイトもいれば、うわーこんな風に対話されたらなんでも話せそう!なんで最初からこんな上手いの!?っていう人もいたり。これが要するに「あのお医者さんは話しやすい・話しにくい」って
なるんですよね。

奥が深いです!!

あ、ちなみに昨日は性行為・ドラッグ乱用についてどう聞いたらよいのかを習う授業でした!「コンドームは使用していますか?」「先ほど性行為で勃起しない事で悩んでいると言われましたが、マスターベーションで勃起しますか?オーラルセックスではどうですか?」「何人と交際していますか?相手は男性ですか女性ですか、両方ですか?」とか、まじで 聞 き に く い YO!!答える方も恥ずかしいが聞く方も大概恥ずかしいヽ( ~д~)ノ 

その後、コカイン・アルコール中毒歴20年の本物の患者さん(現在はリハビリ中・47歳黒人女性)が来て、うちら学生の相手をしてくれました…!13歳のときに強姦され妊娠・出産⇒母親からの虐待⇒薬物中毒、っていう患者さんでして、悲惨な過去なのに詳しく話してくれました。すっごい濃い2時間半だった。こういう内容って聞き方を工夫しないといけなかったり、なみなみならぬ配慮が必要です。大変難しい!!

エイズ患者さんとの問診の授業についてもこちらについても、後にレポします。遅れていてすみません!


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Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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