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ローテーションしてる3病院の特徴

Posted by 蛍乃煌夜 on 23.2015 呟き:研修医1年目   4 comments   0 trackback
…下書きの記事が公開されているのに今更気づいた現在…。加筆修正してUPしますごめんなさい。ブログ放置にもほどがありますね!笑

さて、改めまして、研修医生活もすでに7か月…。早いものです!わお!今更ですが、私がローテーションしている病院の特徴について少々まとめて書きたいと思います。

アメリカの研修医1年目は日本の病院でいう後期研修に相当するそうです。つまり私は内科医なので内科のみをローテーションしているということですね。ツイッターでも何回か述べていますが、うちの研修医プログラムは系列の全然違う3つの病院(私立病院、市立病院、退役軍人病院)を回ります。三つともうちの研修医プログラムと提携を組んでいるからです。

■私立病院A■
一般病床:1000床ほど
私立なので基本的に保険を持っている患者しか受け入れません。従って患者は中流~富裕層が中心となります。お金を持ってる病院なので人員が非常に充実してます。ソーシャルワーカーもケースマネジャーも看護師もPCA(=バイタルを測るなど看護師を補助する雑用係)も充実。使える薬の種類も幅広い。そしてぶっちゃけ!富裕層の患者さんはいろいろ要求してくる方が多いです。こちらが心臓内科医は必要ないと説明しても「心臓内科医を呼べ」とか、挙句は「訴えてやる!」とか日常茶飯事ですわ…。胃が痛いwそれに上手く対応できるスキルを身に着けることが大切です。
楽なところは、患者さんのほとんどが英語を話すということ。通訳をあまり使わなくていいので会話がしやすいです。他、特徴としてはユダヤ系の患者さんが多いかな。ハシディック系(超保守系ユダヤ)になると「緩和治療や臨終の際にCPRをしないのはバイブルに反する」とかいう教えがある?らしく??ご臨終の際も延命治療を要求してきたりする家族が多い印象ですね。宗教の違いって面白いですが、文化的理解がないととんでもないいざこざを招いたりと、なかなか大変です。こちらとしては相手の信条を尊重しつつ、何が患者さん本人にとってベストかを説いて歩み寄っていくしかありません。骨の折れる仕事です。
ともかく、ベッドの回転率が非常に早いので、次から次へと入院させて退院させて、の繰り返しで毎日忙しい病院ですね。

■市立病院B■
一般病床:860床ほど
精神病床:340床ほど(!!)
トータルベッド数:1200床ほど
こちらは保険を持っていない患者さんばかりか、違法移民を大量に受け入れている病院です。なので、世界中から患者が集まってるといっても過言ではないほど、患者さんの国籍や言語、病歴も様々でひっじょーーに面白いです!!去年一年でうちの病院が使った通訳の言語数はなんと111種類です。わたし個人でさえ、これまでにスぺ語・ロシア語・ベンガル語・ヒンズー語・マンダリン・広東語・福建語・ハンガリー語・フランス語・ルーマニア語・ギリシャ語・ハイチ語・アラビア語・ベトナム語・マンディンガ語・ウォロフ語の16か国語の通訳さんにお世話になってます(←各病室に受話器2つの通訳電話が設置されている!)。ってか、マンディンガ語とかウォロフ語とか、聞いたことすらなかったですわ…wちなみに日本人の患者さん相手にはちゃんと日本語も使ってますよ!めったに使わないけど!!さて、それだけ言語や人種が異なれば習慣や文化、宗教も全然違うわけで、意志疎通もなかなか大変です。アメリカの他の病院では見られない病気、たとえば寄生虫病や重度の結核なども集まる訳です。
また、こちらもツイッターに呟きましたが、病人の囚人が入る監獄病棟や精神病犯罪者を扱う重度の隔離病棟もあります。金属探知機に加え、頑丈な鉄格子を4回も潜ってやっと患者と対面…、診察するだけでも骨が折れます。まぁ、そういう理由で、暴れたり怒鳴ったりする患者さんも結構多いわけで(ホームレスの方も多いですし)、警備員の出動回数も毎日相当なものです。うちの病院ではCMTというコード名(Crisis Management Teamの略)なんですが、医療従事者が「手におえないな」とか「あ、やばい」と思ったら館内放送でCMTを呼び出してもらい、5分以内に警備員やソーシャルワーカー、トラブルマネージメント委員が速攻で駆けつけてくれる仕組みです。とても便利で、私も2,3度ほどお世話になっております。さすがアメリカですね☆
「もう何十年も医者にかかってない、貴方が最初の医者だ」とか言われたり、ほんっとに複雑な病歴の人が多かったり、あらゆる意味で大変だけど遣り甲斐がある病院です。一番、「医者になってよかったなぁ」と思わせてくれる病院かな。

■連邦政府退役軍人病院C■
トータルベッド数:200床ほど
こちらは連邦政府直轄でして、退役軍人しか患者は来ません。よって、男女比率は9:1くらいで圧倒的に男性が多いです。退役軍人と言うと老人が多い印象を受けますよね。実際のところ50-90代の患者さんを目にすることが多いですが、20代のイラク・アフガニスタン戦争退役者も結構いるみたいです。元軍人で長生きする人は若く見える人が多いですね。若い頃に規則正しい生活をし運動をしていたからでしょう。一方、薬物中毒やPTSDなどの精神疾患を抱えた人も沢山います。特にベトナム戦争の退役軍人に多い模様(←国のために戦ったのに、帰ってきたら全米反戦ムードで全然歓迎されなかったから、だそうです)。ちなみに、若い女性の医師相手にはかなり下品な発言をしてくる患者さんもいるので要注意ですwそういうのをサラっとながしたり「セクハラ発言はダメです」とはっきり言えるようにならないとダメですねww 
上記二つの病院にくらべて圧倒的に小さな病院で、こじんまりとしています。退役軍人省は財政が厳しいのでしょう、看護師やスタッフの数が圧倒的に足りてない…!財政難なんだなぁ、とこんな末端の現場で実感してしまいます。


こんなところかな。

今日から2週間の休暇です!トルコ旅行に行ってきますvv
帰ってきたら次はこれまでの7か月のローテーションについてざっと書けたらいいな、と。


はじめまして^^
日本の看護大学に通ってる者です。
海外ドラマが大好きでアメリカの医師の仕組み(インターンとかレジデントとかフェローって何だろと思いまして…)を調べてるうちにこのブログに辿り着きました!
すごく分かりやすくて医学部の話もすごく努力されたことが伝わってきて尊敬します^^!
私も頑張ろう!と気合いが入りました。

ドラマを見てて(グレイズアナトミー)すっごく疑問に思ったことがあるのですが、、
お医者さんのロッカールームが男女兼用だったんですけどこれってアメリカでは普通のことなんですか?
アメリカ人って異性の前で着替えとか普通にできてしまうんでしょうか(°_°)?
良かったら教えてください。
しょうもない質問ですみません(笑)
2015.01.29 06:37 | URL | かきぴー #dEc.uiHI [edit]
はじめまして
日本の大学に通っているmakotoと言います。ブログ読ませて頂きました。とても興味深く読むことができました!ありがとうございます!

私事なのですが、私はカナダの大学院に漠然とした憧れが昔からあって、インターネットを通じて情報を探しているのですが、なかなか真偽のほどがわかりません^^;
ご迷惑をおかけしますが、カナダの大学院に関して知っていることがあれば教えて頂きたいです!(T_T)
2015.02.12 18:22 | URL | makoto #1wKynkD6 [edit]
こんにちは、蛍乃煌夜さん^^
ブログ更新、とても楽しみにしていたので嬉しいです♪
蛍乃煌夜さんの書いてる内容はもちろんですが、その切り口や文章もとても好きです。
私は、理学療法士として日本で働いていますが、アメリカのフィジカルトレーナーさんたちにも興味があります。
蛍乃煌夜さんが医師としてアメリカで頑張っていること、同じ日本人として誇りに思います。
また更新楽しみにしています^^
お体を大切に、頑張ってください!!応援しています。
2015.02.16 23:54 | URL | みみ #mQop/nM. [edit]
ウチはカソリック系NGOです。刑務所から患者さん(手錠、足錠24hセキュリティ付)は来るし、冬は近隣のホームレスの人達をERの入り口に入れてあげたり(RNによる)してます。タイムリーにうちにもヘロイン患者います。子供や老人、虐待が疑われる場合はしかるべき部署に通報する義務があるのに対して、ヘロイン使用と明らかにわかる場合でも通報しない(できない?)のはどうしてか理解に苦しみます。どちらも十分生命の危機に関すると思うのですが。。暴れたりする場合は院内のセキュリティを呼ぶことはあります。ヘロイン患者さん、リハブ等の治療拒否、家族は引き取り拒否。入院長くなりそうだー。ケアプランどうしよう?SWさんと相談ダー。
2015.04.12 12:03 | URL | Yasmin #zV9AxDdM [edit]


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Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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