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USMLE Step2 CS について

Posted by 蛍乃煌夜 on 16.2013 USMLE 対策   0 comments   0 trackback
クッソめんどくさいボッタクリ試験(失礼)Step2 CS が終わったー!!試験自体は6時間なんですが、精神的に疲れる試験です。大掛かりな試験のわりに短期の準備期間ですんでしまう試験で、(アメリカの医学生においては)ほとんどが一発合格。そう、落ちることが許されないという意味で、ある意味で凄いプレッシャー…。

早速、どういうものか書いてみたいと思います。

Step2 CS とは臨床能力を測る実技の国家試験です。Step1 や Step2 CK と違い点数は関係なく、合否のみの試験です。つまり、ただ受かればよい!!受かるだけでなくよい点が必要だったStep1 や Step2 CK と比べ、プレッシャーはその分低い試験と言えます。合格率はアメリカの医学生で95-98%、IMG(アメリカ以外の医学部出身)で7-8割だそうです。

試験の内容はこんな感じ。

1.SP(模擬患者)の診察:15分
ドアには基本的な情報(患者の名前、年齢、性別、クリニックやERに来た理由)が書いてあります。それを読んでからドアをノックして入ります。診察室でやることは実際の患者さんの診察とほぼ同じです。患者と会話し内容を聞き出し、必要だと思われる診察(身体検査)をします。診察が必要なく問診だけの場合もあります。終わったら患者に自分の所見を述べ、質問に答えて退出します。一番難しいのは時間の有効利用ですかね…。最初の問診で6-8分⇒診察(身体検査)で3-4分⇒質疑応答に3-4分かな。ちなみに腕時計の所持は禁止です。10分経過の時点で「残り5分」のアナウンスが入ります。

2.カルテの記入:10分
フォーマットはUSMLEのサイトに載っていますが、こちらに問診や診察で入手した情報と診断3つまで、オーダーする検査などを打ち込みます。私はいつも一番最初に診断をタイプし、次に検査リスト、最後にHPIと診察(身体検査)の内容をタイプしました。

以上の流れを合計12ケースやります。ケース内容は外来やERでよくあるものから選ばれているので、そんなに難しくはないです。1つはテレフォンケースで、1-2は小児科、1-2は精神科、1-2は産婦人科、残りはすべて内科もしくは外科のケースです。

試験の一日は、

5ケース:約2時間半

食事休憩:30分(飲食物は試験場で振舞われますが、自分のを持ち込んでもOK)

4ケース:約2時間

トイレ休憩:15分

3ケース:約1時間半

です。

採点は以下3つの分野でスコアされます。
- SEP (Spoken English Proficiency)
- CIS (Communication and interpersonal skills)
- ICE (Integrated clinical encounter score) = patient note + data gathering

不合格の人の場合、アメリカの医学生はICEで、IMGの場合はCISが原因で落ちるそうです。日本人の場合はSEPが原因ではないでしょうか?

さて、試験の準備についてですが…これはアメリカの医学生とIMGとでは非常に大きな開きがあると思います。なぜならアメリカの医学生は、CSの試験スタイルにある意味慣れてるからです。SPを使った診察の練習はそれこそ医学部1年生のときからあり、OSCEも年に何度もやります。また、ほとんどの医学部がCSのようなスタイルの試験(診察+カルテ)を医学部3-4年生のときに実施しています(これをCSA=clinical skill assessmentと呼んだりします)。うちの学校ではCSAを3年生の最後に実施し、実質上CSの練習となっています(時間配分も同じで、8ケースやりました)。このときのCSAの結果でCSがどうなるか予測できたり。つまり、CSAの結果が-2SD(標準偏差)以下の生徒がCSに落ちる可能性があり(合格率95%なので)、これに該当すると学校側から呼び出されて補修が必要になります…。言い換えれば、CSAの結果がよければCSはたぶん大丈夫、という事。油断は禁物ですが!

そんな事情で、アメリカの医学生は(CSAの結果が悪くてで呼び出された生徒以外)大した準備もしないで受ける人がほとんどです。うちのクラスメイトで言えば、平均的な準備期間は3日~7日みたいですね。私は6日間で準備しました。具体的には、Step 2 CS First Aid を読み、載っている41ケースを頭の中でやりながら、その中のいくつかをUSMLEのサイトを使ってカルテを10分で書く練習をしました。準備としては十分だったんじゃないかなぁ、と思います。

大事なのは、普段どおり!ということ。要するに、普段やってる患者さんとのやりとりを試験でもやればいい。それで十分合格できます。

日本人の場合は英語がネックになってきますので、英語に自信がない人は First Aid を読むだけでなく、実際に何度か練習してみる必要があると思います。Kaplan にCS対策のクラスがあるそうで、高いけれど結構いいみたいです。ネイティブの友達がいる人はその人に頼んでSP役をやってもらい、練習に付き合ってもらうのでも役立つと思います。

ちなみに…。NEJMにCSの必要性に疑問を投げかける記事が載って話題になってます。
The Step 2 Clinical Skills Exam — A Poor Value Proposition
私的にはこの筆者にものすごく同意。
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プロフィール

Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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