Loading…

スポンサーサイト

Posted by 蛍乃煌夜 on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

家庭医療:プライマリケア①

Posted by 蛍乃煌夜 on 30.2013 呟き:医学部3年(Jun 2012 - May 2013)   0 comments   0 trackback
遅くなりましたが、アメリカにおける家庭医について少々書きたいと思います。

■家庭医(PMD)とは

家庭医は英語でいろいろ呼び方があります。

・Primary care physician (PCP)
・Primary doctor
・Primary medical doctor (PMD)
・Family doctor / Family physician
・General doctor / General practice doctor

人や病院、地域によって呼び方に差異はあれど、どれも基本的に同じ意味です。個人的にはPCPかPMDという呼び方を主に使っています。医者ではなく、ナース・プラクティショナーがPMDを勤めることもあります。

アメリカでは家庭医療(Family Medicine)=プライマリケアを専門とした医者、つまり自分のPMD(かかりつけ医)を自分で見つけ、普段はその医者に診て貰うのが一般的となっています。ここで鍵となってくるのが持続性です。つまり、毎回同じ医者に見てもらうことにより、一人の医者が患者の病歴をしっかり把握することです。この持続性がなければPMDの意味がありません。


■家庭医(PMD)がすること

PMDが主に行うのは以下の通り。

1.定期的な健康診断や経過観察、もしくは薬の調整(例:健康な若者なら1年に一回、60歳以上で持病持ちなら1-3ヶ月に一回、小児なら小児の健康診断スケジュール)
2.身体の調子が悪い時(風邪を引いた、体調が悪くい)におけるかかりつけ医。患者の容態が外来で扱えるもの以上だった場合、クリニックからERに送ることも(PMDのレター付き)。
3.専門医の紹介(患者の病状・容態によって紹介する専門医を決定)、及び専門医とのコミュニケーション(検査結果のシェアや治療方針の相談など)により患者の病気全体像を把握
4.薬の処方と全体的な薬の把握。特に大切なのが、他の(場合によっては複数の)専門医によって出された薬同士が重複したり悪影響を与え合ったりしないよう注意を払うこと)
5.患者が入院した場合、退院後の経過観察

日本で言うプライマリケア医はアメリカとちょっと性質が違いますが、日本では2を主に行っていると思います。専門医の紹介は日本でも行われていますが、専門医とのコミュニケーションをプライマリケア医がどれだけとっているかは私にはわかりません。

家族全員が同じPMDにかかる事も多く、その場合は家庭の事情を考慮した健康管理を行えます。PMDは基本的に何でも診る医者なのですが、PMDによっては赤子を取り上げたり、簡単な外科手術をできる医師もいます。


■自分の家庭医(PMD)の見つけ方

健康保険を持っている人はその保険でカバーされるPMDリストをオンラインで検索し、自分の住んでいる場所や職場から通いやすいクリニック及び病院のPMDを選びます。もちろん、PMDの評判をオンラインで見て判断することも大事ですね。アメリカ人にとってはこの手順(自分の保険のサイトからPMDを探す)は常識らしいんですが、私はアメリカに来た当初、PMDの探し方どころかPMDが何をする医者なのかすらさっぱりわからず…笑。

保険がない人は残念ですが、フリークリニックや Sliding scale clinic 、もしくはER(…)を利用します(それについてはこちらの記事をどうぞ)。


■家庭医(PMD)との時間

日本では多分、3-5分診療が一般的ではないかな…と思います(場所にもよるのかな?)。アメリカでは一人当たり15-30分です。特に初めての患者さんの場合、病歴、家族歴、社会歴(タバコ・酒・薬物の使用の有無、生まれ育ち、仕事、日常の生活について)など細かく聞き出します。

診察室は個室。こんな感じです。

診察台。高さが調整できたり、背もたれを椅子のようにしたり倒したりできるのも多いです。壁には血圧計とオトスコープ、検眼鏡が備え付けられてます。
IMG_0643.jpg

診察台の傍にはシンク。
IMG_0644.jpg

もちろん電子カルテ(パソコン)は欠かせませんね!
IMG_0645.jpg

ちょっと日本と雰囲気が違うと思いませんか?ちなみに Step 2 CS もこんな感じらしいです。


次は家庭医療のローテーションについてです。


スポンサーサイト
  

Twitter

プロフィール

Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
人気ブログランキングへブログランキング・にほんブログ村へ

▲よろしければクリックをお願いします▲

メールフォーム

ご質問、ご意見等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。

名前:
メール:
件名:
本文:

※返信希望者には概ね1ヶ月程でお返事しています。管理人のスケジュールによっては2ヶ月ほどお待たせすることもございます。お急ぎでお返事をご希望の場合はその旨をお書き添えください。

検索フォーム

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。