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ICM (医療面接)の授業について

Posted by 蛍乃煌夜 on 26.2010 呟き:医学部1年(Aug 2010 - Jun 2011)   0 comments   0 trackback
日本の医学部ではどうなのかわからないのですが、アメリカでは医学部1年生(日本の3年生)から患者さんを相手にした Medical Interview (医療面接)の授業が始まる、と以前書きました。医療面接=問診、視診、聴診、触診、を含めるのかな?それについて、もう少し詳しく説明したいと思います。

アメリカの医学部1-2年(=日本での医学部3-4年)

この期間、うちの学校では週2日、Introduction to Clinical Medicine (通称ICM) のクラスがあります。似たような、もしくは同じ名前のクラスがどこの医学部にも存在します。中心となるのは Medical Interview スキルの向上です。ICMは授業形式で行われるAパート、病院実習となるBパートに分かれています。

■毎週水曜(2時間半):ICM の Aパートについて
 12人で1クラスで、2人の医師が教官として指導に当たります。問診のやり方について細かく順番に習っていく授業で、質問の仕方、質問の種類、患者さんが訴える症状にたいする対応、態度、返答などを学びます。毎回テーマがありまして、シラバスから抜き出した例は、

Chronic Illness: HIV as a Paradigm
- 慢性的疾患(エイズを例に)
 この授業では実際のエイズ患者さんを問診します。慢性的疾患と生きるとはどういうことか、それを知らされたときどう感じたか、などを患者さんに聞きます。

The Medical Interview; What makes the Patient Unique
- 問診(一人の患者が他の患者と異なる理由とは)
 この授業では社会的地位、経済状況、民族、人種、言語、宗教の違いが、どういう風に問診の仕方・患者からの返答に影響するかを議論します。模擬患者さんを問診します。

Family Members and the Doctor/Patient Relationship
-家族、患者、医師の関係
 この授業では、患者本人だけでなく、その家族とどう対応していくかを議論します。

Communication Challenges: Sex, Drugs, Violence
-コミュニケーションへの障害(性行為、ドラッグ、暴力)
 この授業では、複数人数を相手にした性行為経験者(売春、レイプ)、コカイン、エクスタシーなどの麻薬常習者、暴力とかかわりのあるギャングメンバー、もしくは暴力を受けた被害者が患者の場合、どうやって問診をしたらいいのか、どういう聞き方をし、返答をするのがいいのか、について議論をします。実際の患者さん(以上の項目の経験者)を相手に問診をします。

Loss and Grief at he End-of-Life
-喪失と悲しみ(末期の患者)
 この授業では、寿命が数ヶ月という末期の患者さんを相手にした問診のしかた、患者を亡くしたばかりの家族とどう対話したらいいのかを学びます。パネルディスカッションが中心です。

…こんな感じ。


■毎週月曜(3時間):ICM の Bパートについて
  病院実習です。Aパートで学んだことを生かすチャンス!?複数の病院・科(?)に希望をだし、ロータリーで決定した場所で、教官となる医師の監督の元、問診を実際に行います。教官:生徒の比率は1:1~1:4で、ミッチリとした教育が行われます。選べる科(プログラム)は以下のとおり(医療面接を学ぶことが中心となるので、将来の専門と関係があってもなくてもよい)。

Emergency Medicine 救命医学
Geriatric Medicine 老人医学
Impatient Hospitalists Service 入院患者病棟
Primary Care Program プライマリ・ケア
Primary Care and Treatment of Substance Abusing Patients 
  麻薬中毒患者へのプライマリ・ケア
Primary Care with a Focus on Uran and Latno Health Issues 
  ヒスパニック系患者へのプライマリ・ケア
Psychiatry and Mental Health 精神医学
Rehabilitation Medicine リハビリテーション医学
Woman's Health 女性の健康に関する医学(産婦人科etc)

うちの学校には8つの付属病院がありまして、それぞれ特徴があります(病院の大きさをどう表現していいかわからないので、大まかなベッド数を記しておきます)

M病院(750床)⇒ありとあらゆる患者・症例が集まることで有名(特に救命医学)
           学校から15分。
L病院(830床)⇒慢性的疾患、老人医学が強い。
J病院(480床)⇒トラウマセンターで有名。銃創とか一刻を争う患者はここ!
           学校のすぐ隣。
B病院(1370床)⇒うちの系列の中で最大。あらゆる症例が集まることで有名。
           学校から遠い(1時間…)のが難点。
…他の4病院については以下略!

Bパートの実践授業(?)内容ややり方については、病院や担当の医師教官によって結構違うようです。

Aパートは8月から開始しています。今週水曜日がエイズ患者さん問診授業の日!ちなみに、先週は模擬患者さん相手の初問診授業でした。問診を一人ずつやっていったんですが、問診って難しいですね!!途中で駄目だしくらいましたwまぁ、みんなくらってたけど(笑)初めてだったので緊張しましたし。それについて&エイズ患者さんとの問診については、後日レポートします。

Bパートは10月から開始です。どこのプログラム(科)、病院になるかはロータリーだったんですが、昨日結果が通知されました。希望通り、救命医学のプログラムをゲットです!!わぁいw病院は第一希望のJ病院ではなくM病院。今からドキドキ…楽しみです!
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プロフィール

Author:蛍乃煌夜
高校卒業までは普通に日本の公立の学校に通う。高校の時、1年間アメリカで交換留学をしたことをきっかけに、アメリカの大学を受験し入学。大学を卒業後は3年間アメリカで社会人として生活。その間、アメリカの医学部(メディカルスクール)を受験し無事合格。2010年8月より医学生生活スタート。

 
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